離婚調停とは?わかりやすく説明します|子連れ離婚こそ調停をすすめる理由

こんにちは、ひよりです。
離婚って、結婚よりずっと大変だと思いませんか?
わたしは里帰り出産からそのまま別居という形になり、その後1年間の離婚調停を経て2020年9月に離婚が成立しました。
「離婚調停」という言葉を聞くと、なんとなく怖いイメージがあると思います。
わたしも最初はそうでした。
でも実際にやってみると、思っていたよりずっと落ち着いて進められました。
むしろ嫌いな相手と顔を合わせなくて済む分、協議離婚より気持ちが楽だったくらいです。
今回は離婚の種類の説明と、子連れで離婚するなら調停をおすすめする理由をお伝えします。
- 子連れだけど離婚したい
- 子供がいるから養育費はたくさんもらいたい
- 離婚したあとに後悔したくない
離婚の方法は3種類ある
日本の離婚の方法は大きく3つに分かれています。
協議離婚(夫婦の話し合い)
夫婦で話し合って合意できれば、離婚届を市役所に提出するだけで離婚が成立します。
費用も手間もかからないため、日本の離婚全体の約9割がこの協議離婚です。
手続きが早い反面、取り決めが曖昧なまま離婚してしまうケースも多く、離婚後に「養育費を払ってもらえなくなった」「約束した面会交流をさせてもらえない」といったトラブルが起きやすいのもこの協議離婚です。
協議離婚を選ぶ場合は、必ず公正証書を作成してください。
公正証書にしておくと、相手が約束を破ったときに法的手段を取れるようになります。
調停離婚(離婚調停)
夫婦の話し合いがまとまらないとき、家庭裁判所に「離婚調停」を申し立てます。
調停委員さんが間に入って、お互いの言い分を聞きながら話し合いを進めてくれます。
「裁判所」という言葉でハードルが高く感じるかもしれませんが、調停は裁判ではありません。
話し合いの場です。弁護士がいなくても申し立てられますし、相手と顔を合わせる必要もありません。
調停が成立すると「調停調書」が作成されます。
これは公正証書と同じく法的効力を持つ書類で、相手が養育費を払わなくなった場合に強制執行ができます。
裁判離婚(離婚裁判)
調停が不成立に終わった場合に進む方法です。
日本では「調停前置主義」といって、まず調停を経ないと裁判を申し立てられない決まりになっています。
費用も時間もかかるため、できれば調停の段階で解決できるのがベストです。
わたしが離婚調停をすることになったきっかけ
わたしの場合は元夫が「離婚したくない」という立場だったため、話し合いが全く進みませんでした。
しびれを切らした元夫が申し立てたのは、なんと「円満調停」でした。
円満調停とは夫婦関係を修復することを目的とした調停です。
ところが調停の中で元夫が提示してきた「関係を元に戻すための条件」が現実的にはとても受け入れられないものだったため、わたしはそれを断りました。
その結果、円満調停は自動的に離婚調停へと切り替わったのです。
わたし自身は離婚を望んでいたので、むしろ好都合でした。
こうして1年間の離婚調停が始まりました。
子連れ離婚こそ調停をおすすめする4つの理由
わたしが実際に離婚調停を経験して感じた、調停のよいところと大変なところを正直にお伝えします。
よいところ1:冷静に考える時間ができる
調停は1〜2か月に1回のペースで進みます。
わたしは合計7回の調停を経て離婚が成立しましたが、その間に「本当にこれでよかったのか」を何度も自問自答しました。
感情的になっている状態で急いで決断するより、時間をかけて冷静に考えられるのは調停ならではのメリットです。
調停委員さんからも「調停中に気持ちが変わって復縁した夫婦もいる」と聞きました。
それだけ時間が人の気持ちを整理してくれるということだと思います。
よいところ2:相手と直接話さなくていい
調停の場では、申立人と相手方が交互に調停委員さんと話をします。
待合室も別々なので、相手と廊下ですれ違うことすらありません。
わたしは元夫と話すだけで体調が悪くなるほどストレスを感じていました。
それでも調停なら顔を合わせないので、精神的にずっと楽に進められました。
よいところ3:調停調書が法的効力を持つ
離婚調停が成立すると「調停調書」が作成されます。
これが協議離婚との最大の違いです。
調停調書があれば、相手が養育費を払わなくなったとき、裁判をしなくても強制執行ができます。
子どもがいる場合、養育費の不払いは死活問題です。
協議離婚で公正証書を作る手間とお金を考えると、最初から調停で決着をつけるのが合理的だと感じました。
よいところ4:離婚に関する知識が自然と増える
調停委員さんや弁護士さんから、養育費の算定方法・面会交流の取り決め・財産分与の考え方など、さまざまなことを教えてもらえます。
自分で調べるより正確で、自分のケースに合った情報が得られるのは大きいです。
大変なところも正直に言うと
離婚調停はよいところもありますが、大変なところもやっぱりあります。
大変なところ1:時間がかかる
調停は1回あたり2時間が上限で、その後次回の調停まで1〜2か月空きます。
全部決まるまで早くて半年、長ければ1〜2年かかることもあります。
「早く離婚して前に進みたい」という気持ちが強い人には、この時間のかかり方はつらいかもしれません。
ただ、調停期間が延びるほど婚姻費用をもらえる期間も長くなるので、金銭的な面では必ずしもデメリットとはいえません。
大変なところ2:弁護士費用がかかる
調停の申立て自体は数千円程度で済みますが、弁護士に依頼すると数十万円の費用がかかります。
それでも子どものいる離婚であれば、弁護士に依頼することを強くおすすめします。
養育費や婚姻費用の交渉を有利に進められれば、弁護士費用は十分に回収できます。
依頼する弁護士の選び方は慎重にしてください。
大変なところ3:調停委員さんへの説明が大変
離婚の経緯、今後の生活の見通し、養育費や面会交流への考えなど、初めて会う調停委員さんに夫婦の事情を一から説明する必要があります。
調停委員さんから「なぜ離婚したいのか」を繰り返し確認されたり、「もう一度考え直してはどうか」と言われることもあります。
「そこまで聞く必要ある?」と感じる場面もありましたが、感情的にならずに冷静に答えることが大切です。
調停委員さんへの印象が、調停の進み方に影響することがあります。
大変なところ4:資料の準備が必要
収入証明書、通帳のコピー、やりとりの記録など、求められる書類が出てきます。
急に言われても準備できないこともあるので、証拠や収支の記録は日頃からつけておきましょう。
まとめ
子どもがいる状態での離婚は、養育費や面会交流など決めることがたくさんあります。
協議離婚でもまとまらなければ問題はないのですが、取り決めが曖昧なまま離婚してしまうリスクがあります。
調停は時間がかかる分、じっくりと条件を詰めることができます。
調停調書という法的効力のある書類が残ることで、離婚後のトラブルも防ぎやすくなります。
子どもの将来を守るためにも、条件を妥協せずに決めてから離婚することをおすすめします。
おしまい






